Shamrock29 Walkaround

アメリカでは30Feetのインボード艇もトレーラブルである。
シャムロック工場の北西約200km、セントピータスバーグのトレジャーアイランド近く ごく普通のロードサイドスロープから、29Walkalound が下架された。

小型インボード艇では歴史のあるシャムロック、久々の2機掛ボートであり大いに期待してしまう。
昨日工場ラインで見学はしていたが、海面に浮かぶ姿はなかなかボリュームを感じる。 バウフレアーの利いたハル、高めのフリーボードは、この船を実際よりも大きく見せてしまうようだ。 この艇、シャムロックお得意のキールボートではなくて、今日的Vボトムを持つ普通のボートである。

フロリダ特有の内水面を抜け、我々はメキシコ湾にでた。
我々とは、シャムロック29と既にご紹介済のドンジー38であり、今回の写真はそのドンジーから撮影したものである。 先行するドンジーを追いかけるシャムロック。 ややバウアップなその姿勢は、外洋でのドライな走行を思い起こさせる。 搭載エンジンはヤンマー4LH-STE 230馬力2機である。 アメリカンマーケットではガソリンエンジンが主流ではあろうが、ご当地においては沖合ガルフストリームまでの 往復のため燃費の良いディーゼルが不可欠なのだ。 なかでも軽量ハイパワーでヤンマーディーゼルの人気が定着しつつあるようだ。

ガルフストリームでの試乗を終えて.......
トレジャーアイランドの入口付近にあるレストランで昼食。 道路からのアクセスも勿論オッケイで、なかなかの人気レストラン。
お客は人間だけではなくて、ペリカン・カモメもいっぱい。
餌を与えないで! の看板を無視して、パンの端切れを宙に放れば、さあ大変だ。